Web3プロダクトの変遷と開発課題の乗り越え方【イベントレポート】
2022年9月15日(木)に、エンジニア・PdM向けのオンラインイベント「Web3プロダクトの変遷と開発課題の乗り越え方」を開催しました。
本レポートでは、技術・開発組織にまつわる3つのセッションに関する内容を、当日の登壇資料やアーカイブ動画、Q&Aとともにご紹介します!
\動画でもご覧いただけます👌/
1. デザインとエンジニアリングにかける橋の変遷
最初のテーマは、フロントエンドとデザインの変遷について。
Gaudiyでは、ブロックチェーンをはじめとした最新技術を活用しながら、技術的制約に捉われないFandomなユーザー体験の実現を目指してきました。
その中で、デザイナーが描く理想をできる限りエンジニアリングで実現するために取り組んだコミュニケーション方法や仕組み化について、フロントエンドエンジニアのkodai(@r34b26)がお話ししました。
👨💻関連Blogはこちら
2. Gaudiy Fanlinkを支えるアーキテクチャの変遷
次のテーマは、Web3プロダクトのアーキテクチャの変遷です。
Gaudiy Fanlinkはベースとなるコミュニティサービスをはじめ、決済、ブロックチェーン、ライブ配信など、様々なドメインの機能を提供する複雑性が高いプロダクトになっています。
このような複雑なプロダクトをバックエンドのシステムとしてどのように拡張性高く設計・開発しているかについて、バックエンドエンジニアのKatsumata(@winor30)がお話ししました。
👨💻関連Blogはこちら
3. 半年で1.5倍。急拡大する開発組織の課題と向き合い方
最後のテーマは、急拡大する組織の課題と体制移行の変遷について。
Gaudiy Fanlinkの提供先が増えるに伴い、プロダクト開発チームは半年で約1.5倍の規模に急拡大してきました。同時に、ユーザーにとって最高の体験、かつSaaSとして汎用性がある機能を考え、最大効率で開発をすることの難しさが生じてきました。
その中で、事業フェーズに応じてどのように開発チームの体制を変えてきたか、また体制移行時にどのような点を意識したかについて、組織変革を主導したプロダクトマネージャーのkaaazu(@kaa_a_zu)がお伝えしました。
👨💻関連Blogはこちら
4. Q&A
当日いただいたご質問とその回答をご紹介します。
Q. デザインレビューはどの段階で取り入れていますか?
kodai:現状は、UI、UXデザイナーが機能の一連のデザインをつくったあとに、実装に入る前の段階でデザインレビューを行っています。
Q. Firestore から RBDMS に移行したのでしょうか? どのように移行したのか気になります。
Katsumata:Firestoreでやっている中で、スキーマレスであったり、追加開発による冗長なデータが多くなってきたため、RBDMS、その中でもSpannerに移行することを選択しました。今はまだ移行途中の段階で、効果的なポイントから徐々に移行を始めているような状況です。
Q. Server-Driven UIに関して、UI to json 的なツール、もしくは管理画面があるのでしょうか?
Katsumata:まさに今開発しようとしているところです。管理画面でUIの選択ができるようになるのが理想的だと考えています。
Q. 開発メンバーの技術レベルの違いはどう解決していますか?
Katsumata:ペアプロ文化がひとつの解決策になっているかなと思います。様々な開発をペアプロでやることを推奨していて、実務を通じてメンバー同士が得意な領域を学び合えるようなやり方をしています。また、毎週水曜に「EMPOWER-DAY」という通常業務をしない日があるので、勉強会などのインプット機会も多くあります。
Q. Devチームの中にリーダー的存在がいない点(DAO的な組織)に関して、困ることはありませんか?
Katsumata:ここは正直難しいところですね(笑)。以前はプロジェクトを進める際に暗黙的なリーダーみたいな人が生まれてしまって、結局DAO的じゃないよね、という話が出るような時期もありました。最近では、プロジェクトごとにオーナーシップを持つ人を明示的にすることで、マネージャーやリーダーがいなくても推進力を担保できるようにしています。
さいごに
Gaudiyは「ファンと共に、時代を進める。」をミッションに、Web3時代のファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を開発・提供するWeb3スタートアップです。
Web3と日本が誇るエンタメカルチャーを掛け合わせ、誰もが知るビッグIPとともに世界に向けた挑戦をしています。2022年の5月と8月に、シリーズB総額34億円の調達を完了し、ほぼ全職種で積極採用中です!
フロントエンドエンジニア、サーバーサイドエンジニア、Unityエンジニア、プロダクトマネージャーの方々、ちょっと気になるくらいの温度感でも大歓迎ですので、ぜひカジュアルにお話ししましょう!
最新情報はTwitterをチェックしてみてください👀